OpenSSOによれば、非居住者による資金の運用は特に短期の面が劣っています。
非居住者の短期の預金は昭和58年末で、イギリスが約4200億ドル、アメリカが約1100億ドルなのに対し、日本は約140億ドルしかないのです。
CDでみても、アメリカが同じく約100億ドルなのに対し、日本は10億ドルに満たないものです。
次に資金調達の場としてはどうかというと、これも他の市場に劣っています。
・・・たとえば、非居住者向けローンは、58年末でイギリスが約4700億ドル、アメリカが約1000億ドル(IBFロォフショア市場分のみ)なのに対し、東京で組まれたローンは約220億ドルです。
また、外国金融機関などの進出状況をみても、その数は少ないのです。
比較の時点は若干異なりますが、各国市場における外銀参入の状況をみると、59年9月でロンドンが341、同10月ニューヨークIBFが260、日本(東京)は60年3月で76となっています。石塚孝一氏によると、昭和55年の新外為法の施行以来、金融の国際化は段階を追って進められてきました。
しかし、金融の自由化、国際化を一挙に加速させたのは、59年5月の日米円・ドル委員会でありました。