同じく伝染病である腸チフスが13.1%(同587人)、第3位が肺炎気管支肺炎で12.3%、第4位が下痢及び腸炎で12.2%となっています。
また0~5歳の死亡原因は、単純脳膜炎、先天性弱質、栄養不良、下痢及び腸炎、肺炎及び気管支炎、脚気です。
いずれも現代医学によって治癒可能な疾病であり、そこに当時の栄養状態の悪さが示されています。
次に一般衛生状態について。
月島の飲料水は全て東京市の上水道によって供給されていました。
大正9(1920)年の使用戸数は3、884戸で、専用栓数853戸、共用栓数209戸(内、市設9、私設200)です。
計量器使用戸数は446戸です。
労働者の家族が使用するのは主に共用栓で、何戸かで1個の共用栓を使用していました。
1つの共用栓で、市設の場合25戸、私設では16.8戸が使用していました。
両者の平均は、17.1戸です。