白鹿 (茨城)


『白鹿』といっても灘の『白鹿』ではありません。


銘は同じでも元禄年間創業のこの茨城の石岡酒造の前身白鹿醸造本店のほうが古いですし、正式の商標登録もこちらが早いといいます。


以前、滝野川の醸造試験所で、この茨城『白鹿』から研究にきている若い技師に出会ったことがありました。


みっちり試験所で若手を勉強させようという酒造会社の熱意が、その若い技師の生き生きした表情から感じられました。


最近、吟醸酒協会というのができて、東京銀座の日本酒センターの展示会に『白鹿』の吟醸酒も出品されていたので、きき酒してみました。


すると、『龍力』(兵庫)、『翁』(三重)、などとともに香りのふくいく、味の淡麗でありながらすっきりと一本通ったコシの強さ、さすがすぐれていると思いました。


そして、かつて出会った若い技師の研鑽が、この名酒の味わいに生きているにちがいないと嬉しかったものです。


もうひとつ、日本名門酒会という組織があります。


酒問屋の「岡永」の飯田博社長が、ずいぶん以前に日本酒のとくに大手の桶買いブレンド酒のよくない画一化を憂えて、12の全国各地の良心的中堅酒蔵と特約し、一方大手酒に飽き足らずいい地方酒を集めたいという小売店を組織して、消費者にそういう酒を届けようとしました。


いまではその酒も80種を越え、やがて100に及ぶ勢いですが、最初の12名門銘柄に、『一人娘』は『新政』(秋田)、『真澄』(長野)などとともに加わっていました。


そのことも懐かしいのです。


この『一人娘』が酒のわかる人々の間で美酒としてたたえられているのは、水よりも軽く淡く感じられるように楚々としていながら、しかもぴーんと張りつめた、日本酒の1つの理想ともいうべき味わいを持っているからです。


その味わいを、最近の『一人娘』の純米酒はいっそう深めているようです。



一人娘 (茨城)


『一人娘』は懐かしい名酒です。


なぜ懐かしいのか。


酒銘のせいもあるでしょうが、昭和19年(1944)という戦争末期の、だれしも戦争にかまけて、酒も配給制で銘柄など気にしておれなかったとき、全国新酒鑑評会というものがちゃんと開かれていました(注、昭和20年はとうとう開かれず昭和21年再開されています)。


この戦前最後の鑑評会で『一人娘』は全国212の審査酒中の第1位の栄冠を得ているのです。


飲むほうも配給酒ならば、つくるほうもどうせ配給に回るだけだと品質などに気を使わないであろう時代に、『一人娘』は平常心を失わないどころか日本一立派な酒質と酒味をつくり上げていたのです。


このことを古い酒の専門家たちはいまも記憶しています。


今回も、「美味しいお酒をさがして」です。



前回に引き続き、茨城県の名酒、『副将軍』を紹介したいと思います。



佐々木五郎杜氏は岩手県紫波町犬吠森岩沢出身の南部杜氏で、何十年もこの蔵で経験を積みました。


「10号酵母による吟醸もろみの日数は約30日を理想とします。


そのため、この理想もろみ日数にするために、麹、酒母、その他の条件を如何にすればよいかに苦労いたします」


・・・と語る佐々木杜氏はじめ、蔵人たちの心意気が大吟醸『副将軍』を芸術品の域に高めています。



副将軍(茨城)


『副将軍』は、『鼓山』の酒銘でも知られる水戸の明利酒類(蔵元・松本猛)の誇る芸術品の名にふさわしい名吟醸酒です。


『特選街』誌(昭和57年5月)の全国吟醸酒コンテストでも、かの熊本吟醸の名酒『香露・大吟醸』と並んで『副将軍・大吟醸』は堂々とベスト5入りを果たしました。


かたや『香露』の酒蔵熊本酒造研究所は協会9号酵母の生まれたところ、そして『副将軍』の明利酒類は、協会10号酵母の発見者小川知可良技師が在勤した酒蔵だというのも、奇しき因縁。


やはり名酵母の蔵に名酒ありの好例といえるでしょう。


その『副将軍』、原料米は麹と酒母づくりに山田錦、掛米(注、あとで膠に加える蒸米)にはたかね錦を選び、精白は50%まで入念に磨きます。


酵母は発見者にちなんで別名「明利・小川酵母」といわれる10号を使います。



中国から日本上空を経て太平洋に向かって吹く偏西風。

この風はジェット気流とも呼ばれ、狭い地域に集中して吹くため、風の流れが速いのです。

そのため、巻き上がった砂は東に飛んでいくんですね。

ジェット気流は高いほど強く吹くので、さらに巻き上げられるということを繰り返しながら、4000キロメートル先の日本に到着します。


北京の人たちも大変。


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よく考えてみれば、そもそも中国北西部の砂が日本へ飛んでくるなんて、あり得るのでしょうか。

じつは黄砂が運ばれてくるのは、偏西風の影響なのです。

中国北西部では、春になると低気圧が発生しやすくなります。

低気圧の中心では上昇気流が起こるので、乾いた小さな砂粒を高度5000~1万メートルの高さまで巻き上げます。

巻き上げられた砂は、偏西風によって東へ運ばれていくのです。




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黄砂はいったいどこから飛んでくるのでしょうか。

なんと、黄砂は海の向こうの中国からやってきます。

砂といっても直径は5~50ミクロン(1ミクロン=1000分の1ミリメートル)と、塵のように小さいです。

中国の黄河流域にある黄土高原や、モンゴルに近いゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など、北西部の乾燥地帯が黄砂の故郷。

海をはさんだ日本でも相当量の黄砂が飛んでくるのだから、黄河流域に近い中国東部や韓国では、黄砂の被害が甚大です。

ときには、交通機関が完全にマヒしたり、学校が休校になることもあるそうですよ。

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毎年春になると、西日本を中心に「黄砂」と呼ばれる現象がつづくことがあります。

風の強い日に、自動車のフロントガラスに黄色い砂がこびりついていたり、霧が発生したように視界が悪かったり、という経験をした人もいますよね。

広島地方気象台の観測データによると、2002年には3月に11日間、4月に14日間も黄砂が観測されています。

日本全体では、黄砂の飛散量は年間100万~300万トン。

降下量は1平方キロメートルあたり1~5トンにもなるそうです。

いやーびっくりしちゃいますね。

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大陸は分離と結合を周期的に繰り返しているということがわかります。

地球科学ではこれを「ウィルソン・サイクル」と呼んでいます。

ということは、現在大きく6つに分かれている大陸は、ウィルソン・サイクルによると、やがてひとつに
くっつくのだと説明することができます。

推測では、2億5000万年後に大陸は結合するとされていますが、これがほんとうならば、日本列島は大陸の一部となって消滅することになってしまうのです。


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